天童節 昭和演歌名曲選 第十六集

天童よしみ( 天童芳美 ) 天童節 昭和演歌名曲選 第十六集歌詞
1.襟裳岬

作詞:岡本おさみ
作曲:吉田拓郎

北の街ではもう 悲しみを暖炉で
もやしはじめてるらしい
わけのわからないことで
悩んでいるうち おいぼれてしまうから
だまりとおした歳月を
ひろい集めて暖めあおう
えりもの春は何もない春です

君は二杯めだよね コーヒーカップに
角砂糖をひとつだったね
すててきてしまった
わずらわしさだけを くるくるかきまわして
通りすぎた夏のにおい
想い出してなつかしいね
えりもの春は何もない春です

日々のくらしはいやでも やってくるけど
静かに笑ってしまおう いじけることだけが
生きることだと かいならしすぎたので
身構えながら 話すなんて
ああ おくびょうなんだよね
えりもの春は 何もない春です
寒い友だちが 訪ねてきたよ
えんりょはいらないから 暖まってゆきなよ


2.さだめ川


3.女のみち


4.うそ


5.真夜中のギター


6.神田川


7.くちなしの花

作詞:水木かおる
作曲:遠藤実

いまでは指輪も まわるほど
やせてやつれた おまえのうわさ
くちなしの花の 花のかおりが
旅路のはてまで ついてくる
くちなしの 白い花
おまえのような 花だった

わがままいっては 困らせた
子供みたいな あの日のおまえ
くちなしの雨の 雨のわかれが
今でもこころを しめつける
くちなしの 白い花
おまえのような 花だった

小さなしあわせ それさえも
捨ててしまった 自分の手から
くちなしの花を 花を見るたび
淋しい笑顔が またうかぶ
くちなしの 白い花
おまえのような 花だった


8.ついて来るかい


9.バス・ストップ


10.女のねがい


11.酒と泪と男と女


12.喝采


13.なみだの操

作詞:千家和也
作曲:彩木雅夫

あなたのために 守り通した女の操
今さら人に 捧げられないわ
あなたの決して お邪魔はしないから
おそばに置いて ほしいのよ
お別れするより 死にたいわ
女だから

あなたの匂い 肌に沁みつく女の操
棄てられたあと 暮らしてゆけない
私に悪いところが あるのなら
教えてきっと 直すから
恨みはしません この恋を
女だから

あなたにだけは 分かるはずなの女の操
汚れを知らぬ 乙女になれたら
誰にも心変りは あるけれど
あなたを 疑いたくない
泣かずに待ちます いつまでも
女だから


14.花街の母

作詞:もず唱平
作曲:三山敏

他人(ひと)にきかれりゃ お前のことを
年のはなれた 妹と
作り笑顔で 答える私
こんな苦労に ケリつけて
たとえひと間の 部屋でよい
母と娘の 暮しが欲しい

いくらなじんだ水でも年頃の娘のいる
左褄(ひだりづま)住みにくうございます
浮名を流した昔もありましたが…
ああ あのひと私を残して死んだ あの人を恨みます

厚い化粧に 憂いをかくし
酒で涙を ごまかして
三味にせかれて つとめる座敷
あれが子持の 芸者だと
バカにされても 夢がある
それはお前の 花嫁姿

女の盛りはアッという間です若い妓の時代
もう私はうば桜 出る幕ないわ
でも もう少し この花街に私を置いて下さい
せめて あの娘にいい花聟(はなむこ)が見つかりますまで

何度死のうと 思ったことか
だけど背で泣く 乳呑児の
声に責められ 十年過ぎた
宵に褄とる 女にも
きっといつかは 幸福が
来ると今日まで 信じて生きた


15.ひとり寝の子守唄


16.宗右衛門町ブルース